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[ 単行本 ]
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MS‐DOSデータブック―MSDOS.SYSの仕組みと解析フローチャート (ラジオ技術選書)
・幸田 敏記
【ラジオ技術社】
発売日: 1987-11
参考価格: 3,680 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,299円〜
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・幸田 敏記
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カスタマー平均評価: 5
目からウロコ リバースエンジニアリングの元祖だとおもいます。 これと98の回路図本だけは、手元に置いておきたいと思いますよ。
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[ 単行本 ]
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情報通信テクノロジー〈3〉―情報ネットワーク社会の理想と現実 (富士通ブックス)
【富士通経営研修所】
発売日: 1998-02
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,297円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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マルチメディアシステム
・辻井 重男 ・酒井 善則
【昭晃堂】
発売日: 1996-08
参考価格: 4,200 円(税込)
販売価格: 4,200 円(税込)
Amazonポイント: 42 pt
( 通常6〜9日以内に発送 )
中古価格: 2,290円〜
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・辻井 重男 ・酒井 善則
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カスタマー平均評価: 0
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[ 大型本 ]
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事例で学ぶNetモラル―教室で誰でもできる情報モラル教育
・堀田 龍也
【三省堂】
発売日: 2006-03
参考価格: 1,500 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,277円〜
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・堀田 龍也
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カスタマー平均評価: 4.5
情報モラルを題材にした授業をされる方はぜひ! 情報モラル教育と聞いて、何を題材にしなければいけないのかがすぐに思い浮かばなければ、ぜひこの本を買いましょう!
目次を見るだけでも、分かる方なら驚きとトキメキを得る事ができると思います。情報モラルを教えるにしても何を題材に授業をしたらいいのか、またはちゃんと情報モラルを把握しているのか。そのような疑問があれば、情報モラルについて内容を分類されているし、授業展開例も記されています。
残念な事に、この授業をするにはこの教材を買って下さい的な、教材会社とタイアップしている点が嫌ですが・・・ すべての教員が読むべき良著! ネットを自由に使いこなせていない教員はさすがに減ったが、ネット上のモラルや情報に真偽性に対してここまで簡単に説明している本はない。正しい情報とそれらをどのように児童に説明するのかを若年齢の教員には手を焼くところではないか。考え方や今の児童の社会学的な観点からも各学校の図書館に設置するなりして、さらっと目を通しておくことを薦める。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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エレクトロニックコマース (情報セキュリティシリーズ)
・岡本 栄司 ・新保 尚二 ・三木 直子 ・菅 知之 ・杉安 孝信 ・今井 秀樹
【昭晃堂】
発売日: 2000-10
参考価格: 2,835 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,268円〜
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・岡本 栄司 ・新保 尚二 ・三木 直子 ・菅 知之 ・杉安 孝信 ・今井 秀樹
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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情報通信ビジネス支援ハンドブック〈96〉テレコム税制・金融支援のすべて
・郵政省通信政策局通信事業振興課
【クリエイトクルーズ】
発売日: 1996-04
参考価格: 2,752 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,252円〜
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・郵政省通信政策局通信事業振興課
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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PC‐9800シリーズ テクニカルデータブック
【アスキー】
発売日: 1987-07
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,200円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき
・レイ・カーツワイル ・井上 健 ・小野木 明恵 ・野中香方子 ・福田 実
【日本放送出版協会】
発売日: 2007-01
参考価格: 3,150 円(税込)
販売価格: 3,150 円(税込)
Amazonポイント: 31 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,200円〜
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・レイ・カーツワイル ・井上 健 ・小野木 明恵 ・野中香方子 ・福田 実
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カスタマー平均評価: 4
科学信仰の告白書 カーツワイルの言う「特異点」とは
人間の知能にコンピュータが追い付き、
それ自身の知的能力を増強し始めることを指している。
これまでのテクノロジーの進展についての考察と異なるのは、
ムーアの法則、とそれに近いコンピューティングの指数関数的成長理論に基づいて
特異点は2040年代の後半だと断言している点である。
これはこれまでの未来学者にはなかった潔い態度である。
私にはもう少し遅くなるように(直感的に)感じられるが、
言い訳を許さない、あいまいさのない予測と態度はたいへん好感が持てる。
ナノテク、バイオテク、神経科学などが相乗的に展開し、
近い将来に人類が未曾有の繁栄を実現するというのは、
悲観論の多い常識的メディアと決別していて痛快である。
私が驚くのは、この著作に代表されるような、
実にアメリカ人的な、飽くなき自己能力の増強への野心、
人類の発展の不可避性への確信、あるいは信仰である。
最後はSFのオメガ・ポイントにも似て、
ワーム・ホールその他を利用して人類の拡大が光速を超え、
全宇宙が人類の知性によって満たされるという。
あるいは、これはさらには他の宇宙の創造によって
他の並行宇宙をも創造して人類の知性が無限に拡大するだろうのという考えは
物理学者ミチオ・カクの著作にも通じていて、物理学を超えて興味深い。
また、この世界が、他の知性によるシュミレーションかもしれないというのも
単なる哲学を超えて真剣に議論するあたりも、ある意味新鮮であった。
また興味深かったのは、彼はテクノロジー信仰の具現化といえる人物であり、
自身の不老不死を目指して、体内の物質濃度を最適化しようという行為を
今この「現時点」において、すでに実行していることである。
カーツワイルの科学信仰の告白が本書であるといえるだろう。
日本という狭い枠組みから眺めると、まさに超越的人物である。 時代錯誤の科学信仰 近頃元気の出ない科学万能の夢物語を聞かせてもらえたが、やはり苦笑を禁じえない。没主体の科学信仰はまだこのような形で延命できるのかと参考にはなった。これが万が一現実とならば、いったいどれほどの恐るべき代償が招来されるのだろうかと寒々としてきた。レビューではマトリックスを超えるとあるが、超監視管理統合社会を予見した皮肉なのだろう。 最後に宇宙が覚醒する? 人類の過去、現在そして未来を、科学的知見をちりばめながら描いたSF的人間・機械論。
数億年前の生命の起源から、人間と機械が融合をはじめる数十年後の「特異点」を
へて、究極的には「宇宙が覚醒する」という壮大なシナリオは、夢想と紙一重である。
最初に神ありきではなく、最後に神(=宇宙意識)が生まれるという発想は、一神教的
世界でしか展開しえない。
著者のカーツワイルはOCRなどをはじめとする著名な発明家である。ヨーロッパの
ホロコーストから逃れてきた彼の両親は、ユニテリアン派教会に所属していた。ユニテリアンは、キリストは神ではないとする自由派の信仰グループで、ピート・シガーやカートボネガットなどが信者であった。
彼自身、糖尿病の持病があったが、独自の治療法でこれを克服したという。自分の身体プログラムを改造するために、毎日サプリメントを250粒摂取し、毎週6回、静脈内への栄養投与をして、健康体そのものだと自慢している。
確かに身体機能は回復するかもしれないが、私だったらサプリメント漬けは、ご免こうむりたい。
力づくでパワーアップする人体(脳も含む)という発想もいいけど、「幸せ」とは、どこかでずれているのではと思う私は、なにごとにも淡白な日本人の証かもしれない。
とはいえ、「攻殻機動隊」の世界が現実になりつつあることもたしかで、本の厚さに負けないで、一神教の世界をのぞいてみるもの、一興かと思います。
SF的でもあるけど、実現するかもしれない未来… 普段ここまで高度な内容の科学の本は購入しないのですが、何か興味を引かれるものがあり、思い切って買いました。はっきり言って相当難しい本です。寝る前にさらっと読むとかそんな感じではないですね。今読み始めの段階ですが、読破するにはかなりの時間を要するかと思います。しかしここまで難しいにも関わらず、読めば読むほど興味深い内容のように思えます。IT、コンピュータの技術が急速に進化を遂げ、人類が生物としての特異点を超える未来がやってくる…。そう遠くない未来、「生物」「人間」の概念も変わる時が来るのかもしれません。多少SF的とも取ることができ、賛否両論ありそうな未来予測ですが、近年の科学技術の進化ぶりを見ていると100%ありえないとも言い切れないのではないでしょうか。
「これから先、地球環境は悪化し、絶望的な未来がやってくる」というような悲観的な未来予測が多く、その方が説得力があるように感じてしまうような世の中ですが、そんな中では画期的と言える本かもしれません。科学がこれからもますます進化していくことは間違いないでしょうし、進化の先に行き着く未来はどのようなものか…。著者の示す「特異点」を超越する未来はやってくるのか…。読み終わった後にはものすごい未来像が読者の中に描かれていることでしょう。科学技術の進化の果ての未来を示した、非常に興味深い一冊です。 「技術的特異点」の最良の解説書 人工知能が出現するとそれは自分自身を進化させることが出来るので
ほとんど瞬間的に人間には理解不可能な超知能を獲得する。
人工知能の思考速度や記憶容量はごく短時間で百万倍になり十億倍になる。
人間には全く想像もできないような超技術が、想像を絶する質と量で
恐るべき短時間のうちに出現することになる。
非常に予言的なSF小説がある。物理学者ロバート・L・フォワードが
書いた「竜の卵」だ。中性子星上の生物が登場するのだがその生物の身体や文明は
化学的相互作用、つまり電磁気相互作用の替わりに核力による強い相互作用を
使っていて人類の百万倍の速度で考え、百万倍の速度で進化するのだ。
彼らは人類との遭遇時点では原始的な部族社会を営んでいるのだが思考速度が
人類の百万倍だから人類をあっという間に技術的に追い越していく。
特異点後の機械生物の行動は「竜の卵」で描かれた中性子生命体と酷似するはずだ。
彼らの思考速度はあっという間に人間の百万倍を超えるだろうし、またたく間に一兆倍
に達するだろう。宇宙全体に時空転移していくだろうし、並行宇宙や
多次元空間にも進出するだろう。なんといっても人間の百万倍の速度で
技術的に進化していくのである。宇宙全体や多次元空間に進出しなかったら
むしろ不思議である。
面白いのは物理学者フランク・ティプラーの「オメガ・ポイント」の概念だ。
これは宇宙全体がコンピュータによって知性化されることを指していて、
これもまた特異点後の宇宙の展開に酷似している。ティプラーはそのほとんど
無限大とも思える処理能力を持つコンピュータの中の仮想現実世界では過去に
生存していた全ての人類が復活すると予言する。無限大の処理能力を有する
コンピュータの内部ではあらゆるありえた人類の歴史の全てがシミュレート
されているに違いなく、その中に部分集合として全人類の復活が
含まれるというのである。
(ティプラーは宇宙がビッグ・クランチに向かう場合に限って、コンピュータの
処理能力はクランチの瞬間、つまりオメガ・ポイントで無限大となり、主観的には
永遠に計算処理を続けることが出来るとしている)
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[ 大型本 ]
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はじめてでも確実に収入が上がるアフィリエイト (TJmook)
【宝島社】
発売日: 2005-07-28
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,193円〜
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カスタマー平均評価: 4
結局本人の向き不向きであるので評価は分かれるだろう 書店で平積みされていたので気になっていた。アフィリエイトは、ガリバーが各分野にいて、個人的にはもう遅いような気がしたし、自身で試みたこともあったが、大変であったのでスルーしかけた。しかし、ここかしこ、この手の本があったので一押しだったこともありこの本を買ってみた。
中身は、初心者向けと言ってよい内容である。私が惹かれたのは1万、5万、10万の壁があるというところだったが、早く言えばホップ、ステップ、ジャンプの言い換えである。
結局成功している人は何かしらの人の持っていない知識を身に付けたスペシャリストであること、情熱を持って取り組んでいること(アフィリエイトのためだけでなく)、研究熱心であること。であった。そのどれかに当てはまる人は、一読されたい。またSEO対策という言葉が分からないという方はサイト運営をは何かを知るためにも良い本だと思う。 簡単には稼げない この本には、主に成功者へのインタビューが書かれている。チラッと読むと、簡単に稼げそうな雰囲気があるが、掲載されている内容があまりにも薄くて、この本だけでは、簡単には稼げない。 みんな一所懸命なんだ 簡単、お手軽といわれているアフィリエイトなんですが、 はじめてみるとなかなか大変なのですよね。 (実体験です。) 私もこのメルマガで本の紹介をさせて頂いてます。 いわゆる情報系ってジャンルに入るみたいですね。 圧倒的な情報量と その人の判断で購入を決めるほどのカリスマ性がないと 収益は上がりにくいらしいです。 うむうむ納得(ビジネスでやるのなら自分の学びのためっていうのが 言い訳になりますよね。)自分の知識の定着ではなく、最初のハードルの1万円をどう乗り越えるか? として、この本を読んでみると、 ○ターゲットを明確にする ○扱う商品を絞り込む ○自分の体験談(読んでどうなったか?とかかな。) ○500点以上の商品数(今は200冊位かな。) ○アドセンス−グーグルの広告 ○相互リンク ○キーワードにこだわる あたりが、すぐにやらなければいけない改善点になるのかな? あー、やりたいことだらけだ。 でも、一つに集中しないと この本に出てくるようなスーパーアフィリエイターにはなれませんよね。 本が大きくて見やすく、構成もわかりやすい 本が大きくて見やすく、構成もわかりやすい。まさに初心者の方におすすめです。 構成は ・アフィリエイター10人が経験した1万→5万→10万の壁を紹介 ・アフィリエイト収入アップのコツ50(だったはず) です。 10人のアフィリエイターが何を売りにして、成功したのかがわかります。また、テクニック的なものもわかります。 そのため、中上級者の方には、あまりおすすめではないかもしれませんね。 でも、価格に見合うだけの価値はあったと思います。 ■この本をおすすめしたい人 ・これからアフィリエイトをしたい人 ・現在、アフィリエイトをしているが、売り上げが伸び悩んでいる人 ■購入は・・・ アフィリエイトをしたいのであれば、この手の本を一冊持っていると心強いと思います。自分で模索しながらやっていくのは、しんどいと思いますので。 これだけノウハウ詰まって1500円は安い! 実際にアフィリエイトで儲かっている人が、ここまで書いていいのか?と思うようなスレスレの事をたくさん書いていますので、物凄くたくさんのヒントが隠されています。高度な戦略的な物も多いので初心者向けではありませんが、壁にブチ当たった中級者・上級者の方には、本当にお勧めできますね。アフィリエイトが盛り上がるのは良いのですが、私にとってのライバルが増えちゃう困るので、あんまり売れまくって欲しくはないのが本音です。
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[ 単行本 ]
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ユーザ中心ウェブサイト戦略 仮説検証アプローチによるユーザビリティサイエンスの実践
・株式会社ビービット 武井 由紀子 ・遠藤 直紀
【ソフトバンククリエイティブ】
発売日: 2006-09-27
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,955円〜
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・株式会社ビービット 武井 由紀子 ・遠藤 直紀
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カスタマー平均評価: 4.5
錆び付かない内容。 どう考え、どこにポイントを置き、webサイトを構築していくか、
特に、商用webサイトを構築する際に役に立ちます。
噛めば噛むほど味が出る。納得の内容です。
サイトが完成し、運営が安定するまでは
常に手に届くところに置いておきたい本になっていることでしょう。 アクセンチュアの叡智に悪戦苦闘 この分野の書籍で、洋書を除いてこれほどそのあり方について言及しているものはないように思う。
良い意味で教科書的であり、それは咀嚼して自分の頭で考えて実行に移すイメージがなければ、まったく無用の超大作になる危険性をはらんでいる。
OSI階層モデルでいうところの、データリンク層やプロトコル層にあたる基本的な教訓が延々と続く。
とはいえまったく退屈かというと、所々に「よく調べられているな?」と感心する箇所があり、やはりギブアップする気にはなれない。
サイト運営者にとっては、この本に書かれていることを用いてアクセス数の飛躍的増加を夢見ているかもしれませんが、それほどのテクニックは書かれていません。
テクニックというよりも、教訓。
それはユーザーを観察し、聞いて、戻すこと。
Web2.0に気づくための、プロセスを学ぶ価値があるかどうかはポジション次第。 まさにコンサルティング! ウェブユーザビリティのコンサルティング会社による、コンサルティングを受けているようだ、というのが通読後の第一声だ。
ややもすると観念的かつ抽象的になってしまいがちなユーザビリティの話を、論理的に体系立てて解説してくれているので、「すごく賢くなった」気にさせられる。
あとは、それを自分がどのように活かすかである。
あえて難点を言えば、一部のコンサルタントにありがちな、「難しそうに言う方が情報に価値が出る」感じの表現も少し目に付いた。 まさに戦略です。 広義のWebサイト構築に非常に役に立つ情報が満載で、書物を読むのがひどく遅いのですが、ほぼ1日で全ページ通読してしまいました。
「方法論」を公開するというのは、言うは易く行うは難しの見本であり、信頼に足る多数の実績とその実績に裏打ちされた自信がないとできないことだと痛切に感じました。
ただ、そこを敢えて選択し、次のステップに進み、結果として他の追随を許さない状態を目指すという著者のビジョンが見えます。
Webサイト構築、デザイン制作にかかわる端くれとして、ユーザー中心設計を模索している状態です。
まだまだ発展途上ではありますが、さまざまな書物などによってユーザー中心設計を学んできたつもりですが、これほどのバランスの良い名著に出会ったことはありません。
ユーザビリティに関して書かれた書物の大半が、実用にならない机上の空論かあまりに枝葉末節のテクニカルな点に終始しているいずれかだと感じていました。
本書でいうところの背景をきちんと分析した「ユーザーシナリオ」の踏み込んだ把握やユーザーニーズを「線でとらえる」ことの困難さを毎日の業務でいやというほど思い知らされています。
一日にしては決して成りませんが、困難だからこそ真摯に取り組まなければならないところだと感じています。
同じお悩みを持つ皆さん。ぜひご一読をお勧めします。 マーケティング的ウェブユーザビリティの実践書 ユーザビリティの向上を企業理念に掲げたウェブコンサルティング会社「ビービット」。本書では彼らのノウハウの全貌が明らかにされています。
ページ数は350ページと少し多めですが、大きく2部構成になっていて、第1部は理論編、第2部が実践編となっています。既にユーザビリティの基礎知識をお持ちの方ならば第2部から読み始めてもいいと思います。
第2部を概観して気付くのは、最初のステップである「サイト戦略の立案?検証」に100ページ近くの分量を割いていることです。本書でいう「ユーザ行動シナリオ」を定義して、それを事前に検証することの重要性を改めて認識します。
また、ユーザビリティテストの重要性を強調しています。これまでも専門家の多くがテストの重要性を繰り返し説いてきましたが、どのタイミングで、どんな目的で、何回テストすべきなのかは意外と曖昧でした。本書では3回のテストを行えばよいことが明らかにされています。
従来のユーザビリティ関連書籍では、まずダメなデザインや、それによるユーザの酷い体験を事例として取り上げてから、その解決法を伝授するという論理構成が多かったと思いますが、本書のアプローチは異なります。単なる使い勝手の向上に止まらない「サイト接客設計」を説いています。いかにユーザを説得・誘導してビジネスゴール(同時にユーザゴールも)を達成するのかといった事例やノウハウが豊富に書かれています。
著者があとがきでフィリップ・コトラーの言葉を引用しているように、本書では随所にマーケティング的視点が見られます。そして、それは机上の空論ではなく、彼らが日々実践していることなのです。私は本書を読み終えて、ユーザ中設計のアプローチとはユーザインターフェイス設計に限定されるものではなく、マーケティング、さらにはビジネスにまで応用できる大きな可能性を秘めた手法なのだと認識を新たにしました。
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