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[ 単行本 ]
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基礎情報学―生命から社会へ
・西垣 通
【NTT出版】
発売日: 2004-02
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 2,625 円(税込)
Amazonポイント: 26 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 50,000円〜
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・西垣 通
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カスタマー平均評価: 4
あらたな学問の入口に立ちつくす 「基礎情報学」とは野心的なタイトルである.著者は情報工学,応用情報学,社会情報学という 3 分野の基礎となるべき,あらたな学問をめざしている.しかし,あたらしい学問をうちたてるのは容易なことではない.残念ながら本書はそのほんの入口でおわってしまっている.精密な議論をめざしてはいるが,私には十分な説得力があるようにはおもえない.たとえば,「オートポイエーシス」を基盤とするのであれば,「種々見解が分かれ」ている「オートポイエーシス」という概念をもっと明確化する必要があるのではないだろうか.
「基礎」をめざしている以上,いたしかたないことかもしれないが,本書の内容は抽象的であり,具体的な話題はかぎられている.この本も文理融合をめざしているといえるが,西垣の著書のなかでは著者がもっと 「理科」にちかかった時代の「デジタル・ナルシス」,「ペシミスティック・サイボーグ」などの著書により魅力を感じる.
良く整理されている 用語は難しいが主張は明確で、良く整理はされているが新鮮みはない。読んでいて、「ふむふむなるほど」と納得はするが、読み終えてもさしたる感動は残らない、そんな中庸の書といった印象が残る。
オートポイエーシスと生命記号論の組み合わせで論を展開する前半が良かっただけに、後半のメディア、特にマスメディアを一段高次の存在として位置づけたところは???、論の展開に少々無理があるようです。もっとも、階層的自律システムとしたところが本書の新味なので、このような展開となるのは必然なのかもしれませんが、もう少し違った展開もできるように感じました。次作に期待したいと思います。
本書の骨格となる「情報」と「意味」に関して、演繹的なまわりくどい定義でなく言い切ることができたなら、星5つだったのですが、これも次作にということで大いに期待したいと思います。 価値を生む存在としての生物(人間) 生命とは何か? 生きているとはどういうことか? 物質と生命はどのような関係にあるか? こういうことを考えている知の探究者にとっては、本書は必読の書です。
「情報の本質は、生物が主観的に内部形成する「生物にとっての価値」を表すものであって、外部世界に客観的に存在するものではない。」
筆者が力説するこの説は、もっともっと世界中に広まるべきでしょう。それによって生物も人間も「機械的システム」ではないということがわかり、現代人はニヒリズムから救われるでしょう。
本書の62ページから引用します。
いま生命体がたまたまある情報(パターン)に遭遇したとしよう。過去の体験つまり習慣からすると、その情報は意味があるかもしれないし、あまりないかもしれない。解釈者たる生命体は、そこで一種の選択行為をおこなうことになる。具体的には、捕食行為だったり、逃避行動だったりする。「複数の選択肢のなかからあるものを選ぶ」という行為が、意味解釈なのである。実行した選択行為が生存に有利であれば、その解釈者は生き残るであろう。同じ情報(パターン)に対して同じ選択行為を繰り返し、子孫を残すことができるであろう。その情報(パターン)と該当する選択行為とは一体となって「意味内容」を構成し、種(遺伝的集団)のレベルではやがてゲノムにも反映され、世代をこえて継承されていく。
実に大胆な言葉です。「意味内容」がゲノムにも反映されていくというのです。生物は利己的遺伝子の乗り物ではない。生命が遺伝子を変えていくのです。主体は生命のほうにあるのです。生物とは「価値」を生み出す存在なのです。私はこれが科学的に証明される日を待ち望んでいます。 世界的な水準を越えるのは難しい 本書は読み方次第で、賛否両論があろう。しかし、本書の議論は情報学原論としての世界的水準を超えてはいない。先行した情報の哲学(PI)という哲学領域が誕生していまだ5年しか経ないが、イタリア出身のルチアーノ・フロリディが著わしたPhilosophy and Computing: an introduction (1999)と共有する問題構制が似ているが、基礎付けとしての情報の定義がない。現象学とメタ理論、もとより物理学と数学の派生領域でもある。現象説明の不安定性に着目し、コミュニケーション回路の直截性の誤読を精確に位置付けなおすことから議論は始まる。着目した観点は面白いが、基礎付けに再検討が必要であろう。
いい風呂敷をひろげてます。 システムの創発現象を捉えるときに、オートポイエーシスと生命記号論という組み合わせは相性がいい。 現象学的な視座に立つ場合、要素間のコミュニケーションを記号論的に捉えることは重要。 そういう意味で自論を展開するまで(シャノン批判、オートポイエーシス、生命記号論、ルーマン社会学の導入)は、非常にいい論調で進んでいく。しかし、最終的な自論としてのマスメディア論に入ると、少し逸脱し、どうも広げた風呂敷とうまく絡め切れていない。また、シャノン&ウィバーの情報理論を越えた情報の基礎付けは出来ていない。記号論の紹介をした程度。 予備知識が無いと読むのはしんどいかもしれませんが、価値はあります。久しぶりに面白い本でした。 予備知識としてはホフマイヤーの生命記号論、マトゥラナ&ヴァレラの知恵の樹、あたりを読んでおくと大体わかるのではないでしょうか? ルーマンについてはかなり十分に本書内で解説されています。
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[ 単行本 ]
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実戦BS統合ソフト (パソコン教育講座シリーズ)
【電子開発学園】
発売日: 1987-08
参考価格: 2,625 円(税込)
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カスタマー平均評価: 0
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コンテンツ学 (SEKAISHISO SEMINAR)
【世界思想社】
発売日: 2007-09
参考価格: 2,625 円(税込)
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中古価格: 4,081円〜
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カスタマー平均評価: 4
概説的に広い守備範囲 テーマは「コンテンツとは何か?」。全15章で多角的に説明してくれる。ただし、執筆者が章ごとに分担されているので、ページが進むごとに徐々に「コンテンツ」の定義が広がっていき逆に統一感を欠く印象も。また、アナログとデジタルを比較するために敢えて印刷工程やフィルム編集、ビデオ編集などの説明もあるが、これはやはり今さら不要では?全体としては、専門用語を極力さけて、わかりやすい記述を優先しているのでコンパクトな「概論入門書」としてたいへん読みやすかった。 コンテンツについてあらゆる視点で書かれている!! コンテンツの定義、制作技法、著作権やメディア、諸外国の政策を比較、社会・地域への波及効果など、各方面からの視点を一通り網羅されている本である。これまで出てきたコンテンツの会計や投資についての本比べて、広く書かれている。 コンテンツ制作を学術的に考察 テクニック本などが主流の中、学術的に執筆されている部分が非常に良かった。ただ、技術的な部分は、文系の私には理解が難しい部分もあったので、この点がやや難。
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[ 単行本 ]
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北浜流一郎のネット株で目指せ1億円! (にちぶんMOOK)
・北浜 流一郎
【日本文芸社】
発売日: 2006-06
参考価格: 1,200 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,600円〜
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・北浜 流一郎
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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情報基礎
・仙波 洋史
【高文堂出版社】
発売日: 1996-05
参考価格: 2,600 円(税込)
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・仙波 洋史
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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MS‐DOS特選ユーティリティ集―MS‐DOSを便利に拡張するパワフルツール集
【技術評論社】
発売日: 1987-01
参考価格: 3,466 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,600円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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楽天市場がなくなる日 (洋泉社ペーパーバックス)
・宮脇 睦
【洋泉社】
発売日: 2006-02
参考価格: 1,000 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,578円〜
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・宮脇 睦
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カスタマー平均評価: 3.5
楽天市場は大丈夫? 多くの問題を抱えている楽天市場。私の周りの友人にも、特に企業
としての体質に疑問点を持っている人が少なくありません。
この本の著者は、楽天市場に出店した経験がある方で、急なシステム
利用料の値上げや利益追求の体質に嫌気が差したような印象を受けま
した。
楽天市場という企業に対して、多少偏った意見でしょうが、ひとつの
参考にはなると思います。 どちらにしても自己責任でしかないという結論 楽天でショップを立ち上げれば成功するという安易な考えは危険かもしれない。だからといって、独自にショップを立ち上げるのは、もっと大変なことだと思う。
楽天が今までに積み上げてきたことを自分たちが実践し責任も負わなければならなくなるし、ユーザも簡単には信用してくれないから、実際に利用してもらうためには相当の労力とアイディアが必要になるだろうということもわかる。システムを自分たちで構築して失敗した場合の損失は楽天で失敗した場合の比ではなくなるだろうから慎重にならざるを得ない。
この本を読んだ結果として、独自に立ち上げる選択肢しかなくなってしまうとしたら、それは逆にいらぬマイナス思考によって失敗する可能性が高まるということかもしれないが、よく読めば、どちらの選択肢も何をやりたいかによってあり得るということではないか。
楽天で実際に売れるかどうか試してから、独自の道を考えるという方法もあるだろうし、逆もあるかもしれない。また両方立ち上げてみるのもおもしろい。この本に書かれていることが実際にネットショップを立ち上げる人たちにとってプラスになるかどうかはわからないが、失敗した人たちにとっては慰めになる本ではないだろうか。 鋭い分析と解決策の提示 タイトルだけ見ればショッキングで単なる批判、誹謗中傷の本に見えますが、実は今の楽天市場のビジネスモデルを冷静に分析している内容です。
一度入ったが最後、生殺与奪権を奪われてしまう。いかに他人の土俵に乗って勝負する事が危険かを教えてくれてます。
余り詳しくはないかもしれませんが、それがかえって読者の中に気付きを芽生えさせるように感じます。
そして、楽天に頼り切ってしまう事の危険性を説いてくれた後、
「じゃあどうしたらいいの?」という問いに対して、「こんな方法があるよ」と答えを提示してくださる。実に親切です。
最も、それをするのは読者の方ですから、それを親切でないと言われる人もいることでしょう(笑)
個人事業主は自己責任の世界。という、当たり前のことをわかりやすく叩き込んでくれます。
ハッキリとかかれていないかもしれませんが、所々に著者の強烈なメッセージを感じます。
そして、楽天を選ぶも選ばないも自己責任と結んでくれます。
大抵の組織、団体というものは、自分達に都合の悪い事は隠そうとして、それを礼賛やごまかしで逃げます。
そんな実態をよく教えてくれていると感じます。
楽天に出店してる方、これから出店を検討している方、必読です。
ラストの特別寄稿は特にです。
タイトルの「楽天市場がなくなる日」というのは、利用者が実態を知り、楽天が完全に私利私欲に走ったときに、利用者が楽天市場を見限る、そういう意味ではないでしょうか? 不愉快 楽天がなくなる、とタイトルにありますが、そんな内容は書かれていません。ただ、楽天に頼らなくても自力で頑張ればネットで商売はできますよ、という結論になっています。
楽天の成功に対する著者の嫉妬心が、下世話に発露しています。しかも文章が下手なので、読んでいて不愉快になります。
楽天のビジネスモデルが、如何に収益力が高く、類似ビジネスの侵入を許さないか。そこは何とか読解できましたよ。皮肉なことですが。 タイトルと内容のずれ 他のレビューでもあるように、タイトルと内容のずれを感じさせられた。「楽天市場がなくなる日」とあるからには、「なぜなくなるかという理由」を語るべきであるのに、その部分の説明にはページの10分の1くらいしか語っていないように思った。特に後半はネットショップが楽天を使わないでどのように成功するのか、という内容でその手の内容の本は本屋さんに行けば腐るほどあるわけで、それをここで読む必然性がないと感じた。
あと、これは個人的嗜好の問題だと思うが、たとえとかがいちいちくどいと思った。読後感としてなんかべったりした印象があるのは私だけだろうか?
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[ 単行本 ]
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技術vs人間―ハイテク社会の危険
・ニール ポストマン
【新樹社】
発売日: 1994-12
参考価格: 2,548 円(税込)
販売価格: 2,548 円(税込)
Amazonポイント: 25 pt
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・ニール ポストマン ・Neil Postman
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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技術史から学ぶ情報学
・小山田 了三 ・小山田 隆信
【東京電機大学出版局】
発売日: 2007-07
参考価格: 2,520 円(税込)
販売価格: 2,520 円(税込)
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・小山田 了三 ・小山田 隆信
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[ 単行本 ]
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情報倫理―インターネット社会における法とルール
・清野 正哉
【中央経済社】
発売日: 2009-07
参考価格: 2,520 円(税込)
販売価格: 2,520 円(税込)
Amazonポイント: 25 pt
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・清野 正哉
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カスタマー平均評価: 0
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