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プロジェクトマネジャーを目指す若手には、PMBOKの知識エリアとプロセスの考えかたの概要をつかむために入門編として有用と感じた。但し、それぞれの掘り下げのレベルは浅いので、より専門的な知識を習得するためのとっかかりと考えたほうがよい。

プロジェクトマネジャーを目指すかどうかは別にして、ITのプロジェクトにかかわる若手SEは、目を通しておいて損はないと思う。
若手ＳＥのためのプロマネ本
これは、タイトルにプロジェクトマネージャとついていますが、実はプロジェクトマネージャ向けの本ではなく、若手ＳＥ向けにプロジェクトマネージャの仕事を紹介するための本です。
プロジェクトマネージャの仕事ってこんなものなのかというのをストーリー形式で楽しく読めるように紹介しているという、ちょっと毛色の変わった本です。

プロジェクトを成功させるためには、ＰＭだけではなく、メンバーもプロジェクトマネジメントの知識があった方がよいであろうという意味では、価値のある一冊になるのではないかと、思っております。
ＳＥよりはＰＭに視点を置いた本としては○
いまＳＥ本とかＰＭ本が氾濫している。どちらかというと堅い内容が多いＰＭ（プロジェクト・マネジメント）本だが、この本は内容がくだけている。第４章から始まるショートストーリーは、ＰＭＢＯＫのプロセス群の順番に並んでいるが、ＰＭＢＯＫの内容を知らなくても、それなりに読ましてくれる。イラストもマンガライクであり、非常に読みやすい。

内容は、いろいろなシステム開発？プロジェクトが書かれているため焦点が絞れていない感じがするが、ストーリーの数が多いため「あるある」度が高い話は、見つけることが出来た。

また、第３章や覆面座談会では、ＰＭＰとＰＭＳ（Ｐ２Ｍ）と情報処理技術者試験（プロジェクトマネージャ）試験の比較を行っており、参考になる。